2015年11月07日

仕込み3日目「仲仕込み」。自然との…闘い?共存?

こんにちは、店長やまちゅうです!
日本酒造り3日目。
「仲(なか)仕込み」の日です。
昨日は「踊り」の日と言う事で、
お米たちにとってはお休みの日でしたが、
今日は、また米・米こうじをタンクの中に投入し、
仲間を増やしていきます。


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仕込み後のタンクの中。シーン…とした感じ。



実は昨日の、ココ、和歌山県海南(かいなん)市は、
朝、めっっっちゃ寒かったのに、
夜は「お?」ハテナが浮かぶくらい暖かい…
そんな変な一日の気候でした。



それがどれほど酒造りに影響があるか、
気になったやまちゅう。
杜氏に直撃してみました!o゚ロ゚)o


************


“今日は米・米こうじなどの温度を低くして準備してます”

人間が動きやすい気温があるように、
酵母にも発酵が進みやすく働きやすい温度があります。
高すぎてもダメだし、低すぎてもダメ。

仕込みは米と米こうじをタンクに投入していきますが、
米は【蒸し → 放熱】を経て投入。
米こうじは【少し熱を持っている状態】にあるので、
どうしても仕込みが終わった後、
タンクの中の温度が高くなってしまいます。。。

昨日の【外気温が高い】事は、
今日の仕込みが終わった後、
【タンクの中が暖かくなりすぎる】にも繋がるので、
事前に、
米の【蒸し → 放熱】の放熱の時間を長くしたり、
米こうじの【少し熱を持っている状態】の熱を下げてあげたり…
タンクの中に投入する物の温度をできるだけ低くしてあげます。

それが日によって、酒の種類にもよって違うので…
経験が無いと理解しがたい、難しい物です。


************


それでも
「自然との闘いですね…」
と返答する私に
「違う!(゚Д゚#)」と声を荒げる杜氏。
※実際はそこまで荒げていませんが。笑



「自然と共存する為に、
人間が考えて準備してあげれば大丈夫」



いろんな環境とか条件を把握して、
米や米こうじ、酵母達が働きやすいように...
私たち人間が配慮してあげるのがいいそうです。

逆に無理にタンク自体を、
冷やして温度を上げたり下げたりすると、
しっぺ返しのように、思うような酒にならないこともある…と。

「共存する気持ちで、
こちらが想ってあげる事が、
美味しい日本酒造りに繋がる。」

杜氏は優しい目をしながら、
語ってくれました。

素敵(*´`*)


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仕込み中は真剣なまなざしの杜氏


by 店長まりな



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Posted by 中野BC株式会社 at 13:09│Comments(0)こんな事がありました!
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