2015年11月13日

麹造り

こんにちは!
長久庵 店長やまちゅうです!


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今日は麹(こうじ)造り。
麹とは米に菌を生やしたもので、
酒造りに大切な“発酵”を行うのに重要な物です。

蒸した熱々の米を、
「熱い!」と言いながら素手で平たく広げ、
適温まで温度を下げていきます。
この作業は「麹室(こうじむろ)」と言う、
特別な部屋で行われます。
まさに麹を造る為の部屋。

ただし・・・この部屋。
めちゃめちゃ暑い!!!!
温度はもちろん、湿度も非常に高くしているので、
カメラを構えているだけで、
レンズは曇るし、
体中の汗が吹き出すほど。
造りを行う蔵人はもっと暑さを感じています。


「もっと換気良くすればいいのに」
と言ってしまった私に、
「それではダメなんだ!」
杜氏が喝。
ヒッ!(;O;)
※これはフィクションです


菌が米にしっかり生えるように、
温度/湿度を高くして、
徐々に…徐々に…
米の温度、水分量を調整します。

普段私たちが食べるお米は、
指でつまむと簡単に潰れてしまいますが、
酒造りで使うお米は、
中には適量の水分、外は少し固めで、
つまんでも弾力があり、はじき返してきます。
まるで表面が固めのグミのような?

時間をかけて、
適温になったお米に、
今度は”もやし”をかけていきます。

続く…

by 店長 やまちゅう  


Posted by 中野BC株式会社 at 13:52Comments(0)

2015年11月12日

11月12日の記事

初の酒造りが始まってから【7日目】。
気になるタンクの中は、と言うと…



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おおおおおおぉぉぉぉ。。。

拡大すると…




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おおおおおおぉぉぉぉ。。。(゜O゜)

もこもこしてます!



ちなみに【3日目】と比べると…


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まるで優しい泡に包みこまれたよう(*^_^*)♪
タンクの中で【糖化】と【発酵】が行われ、
発生したガスが、上に向かってふわふわ~と。

膜が割れることなくとどまるので、
もこもこした状態が続きます。



可愛いなぁ、
美味しそうだなぁ、
柔らかそうだなぁ、


なんて眺めていると…


ぶくぶく!(゜.゜)

静かに見えて、
めちゃめちゃ元気な様子です。



こういう姿を見ると、
菌達が
「デンプンを糖にかえます」
「糖うめ~」
なんて言いながら、
働いている・・・と言うか、
楽しんでいる・・・と言うか…


美味しいお酒を作ってくれているんだぁと、
妄想が広がります。

※あの有名な漫画に影響され過ぎている
と言いますか…(ー_ー)笑



まるで生きてるようだなぁと思います。



蔵の中は静かで、
タンクの中も静かですが…
にぎやかな様子が目に浮かびます。


お酒が好きなそこのアナタ。
この気持ち、分かって頂けますよね?

↑危ない人(+_+)笑


by 店長 やまちゅう  


Posted by 中野BC株式会社 at 16:54Comments(0)

2015年11月08日

ぎゅうぎゅう詰め!を押しのけて

今日は4日目。
3回目の仕込みが終了しました!
朝に米・米こうじが投入され、
夕方にはこんな感じに!


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水分を吸ってぎゅうぎゅう詰め!という状態。
櫂棒(かいぼう)という、棒の先端が平たい棒を入れると、
ボコボコボコッ!と空気が!

これは発酵が進む中で出てくる、
ガスが中から吹き出してきてるのです!
タンクの中は液状と言うよりは…
お米たちでぎゅうぎゅう詰め。
櫂棒を入れるのも力一杯!

「ガスは軽いから勝手に上がってくるもんじゃないの?」
と思った私は甘かった。

ガスにとって、
これだけぎゅうぎゅう詰めのお米達を押しのけるのは至難の業。
でも溜まり過ぎると、発酵が止まってしまい、
美味しいお酒になりません。
※まるで人間と同じようです…


うまぁく発酵出来るように、
出来る限りの手助けです。


今日で米・米こうじを投入する「仕込み」の作業は終了。
後は櫂入れをしたり、
寒すぎる時には暖かくしたり、
逆に暑すぎる時には冷たくしたり、
元気に発酵が進む手助けを行っていきます。

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Posted by 中野BC株式会社 at 17:46Comments(0)

2015年11月07日

仕込み3日目「仲仕込み」。自然との…闘い?共存?

こんにちは、店長やまちゅうです!
日本酒造り3日目。
「仲(なか)仕込み」の日です。
昨日は「踊り」の日と言う事で、
お米たちにとってはお休みの日でしたが、
今日は、また米・米こうじをタンクの中に投入し、
仲間を増やしていきます。


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仕込み後のタンクの中。シーン…とした感じ。



実は昨日の、ココ、和歌山県海南(かいなん)市は、
朝、めっっっちゃ寒かったのに、
夜は「お?」ハテナが浮かぶくらい暖かい…
そんな変な一日の気候でした。



それがどれほど酒造りに影響があるか、
気になったやまちゅう。
杜氏に直撃してみました!o゚ロ゚)o


************


“今日は米・米こうじなどの温度を低くして準備してます”

人間が動きやすい気温があるように、
酵母にも発酵が進みやすく働きやすい温度があります。
高すぎてもダメだし、低すぎてもダメ。

仕込みは米と米こうじをタンクに投入していきますが、
米は【蒸し → 放熱】を経て投入。
米こうじは【少し熱を持っている状態】にあるので、
どうしても仕込みが終わった後、
タンクの中の温度が高くなってしまいます。。。

昨日の【外気温が高い】事は、
今日の仕込みが終わった後、
【タンクの中が暖かくなりすぎる】にも繋がるので、
事前に、
米の【蒸し → 放熱】の放熱の時間を長くしたり、
米こうじの【少し熱を持っている状態】の熱を下げてあげたり…
タンクの中に投入する物の温度をできるだけ低くしてあげます。

それが日によって、酒の種類にもよって違うので…
経験が無いと理解しがたい、難しい物です。


************


それでも
「自然との闘いですね…」
と返答する私に
「違う!(゚Д゚#)」と声を荒げる杜氏。
※実際はそこまで荒げていませんが。笑



「自然と共存する為に、
人間が考えて準備してあげれば大丈夫」



いろんな環境とか条件を把握して、
米や米こうじ、酵母達が働きやすいように...
私たち人間が配慮してあげるのがいいそうです。

逆に無理にタンク自体を、
冷やして温度を上げたり下げたりすると、
しっぺ返しのように、思うような酒にならないこともある…と。

「共存する気持ちで、
こちらが想ってあげる事が、
美味しい日本酒造りに繋がる。」

杜氏は優しい目をしながら、
語ってくれました。

素敵(*´`*)


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仕込み中は真剣なまなざしの杜氏


by 店長まりな  


Posted by 中野BC株式会社 at 13:09Comments(0)こんな事がありました!

2015年11月06日

蔵人の心が伺える一日。「踊り」の日

おはようございます!店長やまちゅうです。
昨日、新酒の仕込みがスタートした酒蔵・中野BC。
いきなりクイズです!
日本酒を造る際、
米・米こうじなどをタンクの中に入れるのですが、
全ての材料を投入し切るまでに、
どれくらいの日数がかかるでしょう??

「ん。いきなりやし、難しいし。。。」
ですよね。笑

では、ヒント。

日本酒は3段仕込み。
1つのタンクに材料を全て投入し切るまでに、
添え(そえ)・仲(なか)・留め(とめ)、と3日に分けて造ります。

「え、じゃぁ、3日じゃないの?」
ファイナルアンサー?

正解は4日なんです!
「…は?ヒントちゃうやん!」
お、怒らないでください(>n<)

実は、初日の添えと、2日目の仲の間には、
お休みの日があります!
その日を「踊り」と言い、
明日の仕込みの為の準備をする日です。
階段の「踊り場」みたいな感じですね。

今日はその踊りの日。
昨日、酒母と米・米こうじはタンクに投入されました。
活発に動けるように!ではなく、少し温度を下げて、
ユッタリさせてあげる…と言う環境にします。


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あえてそうする事で、
酒母と米・米こうじを仲良くさせています。
人もそうですが、仲良くなるには最初が肝心。
じっくり時間をかけて…
お互いをしっかり理解し…
がっちり手を組める存在。
お互い協力しながら美味しいお酒を作れるように、
余裕が欲しいかなぁと思い、
そんな日を用意しました。

ちなみにタンクの中は、
米が水分を吸って、
ちょっと水分少なめのおかゆのような状態。
ただ米の形はまだしっかり残っているので、
炊いてる途中の炊飯器の中!みたいな感じでしょうか。
(見たことないわ!って言われそう(+o+)笑)


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どんな様子かなぁと心配そうに、
でも愛おしげに仲をのぞく杜氏の顔。

「踊り」の日は、
お米や酵母の事を思う、
蔵人の心が伺える1日です。  


Posted by 中野BC株式会社 at 10:21Comments(1)

2015年11月05日

今年、初めての日本酒の仕込みが行われました!

本日、中野BCにて日本酒の初仕込みが行われました!


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※櫂入れ作業



酒母と言われるお酒の元が入ったタンクに、
蒸された新米を適温まで冷やし、
麹と一緒にタンクに投入。
タンク内の温度が均一になるように混ぜる、
櫂入れ(かいいれ)と言う作業を行いました。


この様子【今年初!の風物詩】として、
大勢の報道の皆様にお越し頂き、
この一連の様子を取材頂くこととなりました!


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蔵の中はこの人数では狭く、
足元も不安…でしたが、
櫂入れの作業を行う姿を右から左から…
低い体勢、高い目線から…
一つの作業でも様々な角度から撮影。

杜氏へのインタビューでは、
どんな酒を造りたい?
今年の気候はどんな影響が?
杜氏の酒へのこだわりは?
などどれだけ質問されたか分からない程。


この皆さんのお姿…
いかにご覧頂く皆様に、
お酒に興味を持ってもらえるかを考えながら取材されているんだなぁと感じ、
私たちも嬉しくなりました!
この記事・報道を通して弊社のお酒だけでなく、
様々な日本酒に興味を持って頂けたらなぁと思います。


ちなみに本日仕込んだのは「紀伊国屋文左衛門」シリーズ。
まずは12月中旬以降に発売となる、
≪平成二十七年しぼりたて生≫でお披露目です!
http://www.nakano-group.co.jp/product/nihonshu/index.html

楽しみですね!\(^o^)/


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“酵母が活発に動きやすい温度”があるので、
櫂入れの途中に数回温度を計ります。

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気になるタンクの中身はこんな感じ!
真っ白い世界!((+O+))



  


Posted by 中野BC株式会社 at 14:50Comments(0)こんな事がありました!